〈プロフィール〉
東京出身。
駒澤大学法学部を卒業後、2016年写真新世紀受賞を機に独学で映像/写真/ペインティング/3D制作を始める。
近年はVRをもちいたインスタレーション作品などを制作。「変形・変容」をテーマとし、一枚の写真を「人固有の、各人が有している(或いは住んでいる)記憶の壁の一部」と仮定して、写真を撮る行為はその壁を破壊する行為(一枚の写真が象徴化/特別化してしまう)と考える。
主な作品として、自身の精神分析受診の記録映像を渋谷の夜景に暴露する「Comunities influence me」、自然と人間との矛盾する美的関係性を捉えた「Humancity in the nature」、「私」を自然の変形態として捉えた共生の物語「きっと私たちは自然ではない」原子の地球にあったシアンや金属などで代謝を生命の根源と仮定した「Cyan, Iron, I metabolize」人間の不安定性と放射性崩壊という現象に擬えたインスタレーション「レクイエム崩壊」、共同生活における人間関係の破壊と再構築に正面から向き合ったインスタレーション「I count three bodies」など。
尚、関川卓哉は異名同人で攻殻機動隊における「タチコマ」に近い感覚(脳がクラウドを共有し、知識と経験を同期できる感覚)。
主な展示に、2023年「踊りを忘れた身体のためのバレ/YAU OPEN STUDIO 2023」(三菱地所、YAU協力)、2022年「ソノ アイダ#新有楽町/ I Count Three Bodies」(株式会社アトム企画、三菱地所、YAU協力)など。主な受賞歴に、2021年「IMA NEXT ショートリスト選出(ヴィヴィアン・サッセン氏選)」、2020年「TOKYOFRONTLINE 準グランプリ」など他多数。
2021年『きっと私たちは自然ではない』(アートビートパブリッシャーズ刊)を刊行。